農家のうかの屋内おくないは、土間どま・板間いたま・畳たたみの三層さんそう構造こうぞうを持もつことが多おおい。土間どまには竈かまど(へっつい)と水場みずば、板間いたまには囲炉裏いろり、奥おくに畳たたみの座敷ざしきを設もうける。地域ちいきごとに変化へんかがあり、東北とうほくの曲屋まがりや・関西かんさいの町家まちや・九州きゅうしゅうの高床式たかゆかしき農家のうかなど、それぞれ独自どくじの住宅じゅうたく文化ぶんかが発達はったつした。
明治期めいじきから、上流じょうりゅう階級かいきゅうの住宅じゅうたくに洋館ようかんが建たてられ始はじめた。ガス灯がすとう・電灯でんとう・洋風ようふう家具かぐ・絨毯じゅうたん・水洗すいせん便所べんじょなどが導入どうにゅうされ、内装ないそうの和洋折衷わよう せっちゅうも進すすんだ。森鷗外もり おうがいの観潮楼かんちょうろう(東京とうきょう文京区ぶんきょうく)、夏目漱石なつめ そうせきの漱石山房さんぼう(早稲田わせだ南町みなみちょう)など、文豪ぶんごうの住宅じゅうたくも洋館ようかんを一部いちぶ含ふくむものが多おおい。