古今集・新古今集以外にも、平安時代から鎌倉時代にかけて多くの勅撰集が編まれた。「八代集」とは古今・後撰・拾遺・後拾遺・金葉・詞花・千載・新古今を指し、それぞれの時代の代表的和歌を集めている。また、個人の歌を集めた「私家集」も多数残り、和歌の歴史を伝える重要な資料となる。本ページではそれらを概観する。
『後撰和歌集』(951年・村上天皇勅命)は第二勅撰集。撰者は梨壺の五人(清原元輔・源順・大中臣能宣・紀時文・坂上望城)。古今集に採られなかった歌や、贈答歌を多く収める。『拾遺和歌集』(1005-7年頃・花山院監修)は第三勅撰集。古今・後撰集の歌を拾遺するとともに、新作も加える。
『後拾遺和歌集』(1086年・白河天皇勅命)は第四勅撰集、撰者藤原通俊。『金葉和歌集』(1126年・白河院勅命)は第五勅撰集、撰者源俊頼。『詞花和歌集』(1151年頃・崇徳院勅命)は第六勅撰集、撰者藤原顕輔。『千載和歌集』(1188年・後白河院勅命)は第七勅撰集、撰者藤原俊成。それぞれが時代の歌風を反映し、平安後期から鎌倉初期の和歌の展開を示す。