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浜島書店 — pilot v2 OCR + ruby 版(PDF 5–203 ページ)

p.181 古今和歌集こきん わかしゅう古今ここん名歌めいか

古今和歌集こきん わかしゅう

古今和歌集こきん わかしゅう』(905ねん成立せいりつ、905〜914ねんごろ完成かんせい)は醍醐天皇だいごてんのう勅命ちょくめいにより編纂へんさんされた最初さいしょ勅撰集ちょくせんしゅう撰者せんじゃ紀貫之きの つらゆき紀友則きの とものり凡河内躬恒おおしこうちの みつね壬生忠岑みぶの ただみね四人よにんぜん二十巻にじゅっかん、約1100しゅ漢詩文かんしぶん一辺倒いっぺんとうだった上代じょうだいから、和歌わかふたた宮廷きゅうてい文化ぶんか中心ちゅうしんえ、八代集はちだいしゅう起点きてんとなった。仮名序かなじょ冒頭ぼうとう「やまとうたは、ひとこころたねとして、よろづのこととぞなれりける」は和歌わかろん出発点しゅっぱつてん

古今集の代表歌人と名歌こきんしゅうの だいひょう かじんと めいか

口絵くちえには小野小町おのの こまち肖像しょうぞうと、桔梗ききょうはな写真しゃしんえられる。小野小町おのの こまち古今集こきんしゅうに18しゅられた女流じょりゅう歌人かじんで、はげしい恋情れんじょういのかなしみを歌風かふうられる。代表歌だいひょうかおもひつつればやひとえつらむ」「いろえでうつろふものはなかひとこころはなにぞありける」など。ほんページではその他、在原業平ありわらの なりひら凡河内躬恒おおしこうちの みつね紀貫之きの つらゆき喜撰法師きせん ほうし僧正遍昭そうじょう へんじょう文屋康秀ふんやの やすひで大伴黒主おおともの くろぬし六歌仙ろっかせん関連かんれんの歌や、藤原敏行ふじわらの としゆき素性法師そせい ほうしらの代表歌だいひょうかかかげられる。

六歌仙ろっかせん

古今集こきんしゅう仮名序かなじょ紀貫之きの つらゆきげた、平安時代へいあんじだい前期ぜんき代表だいひょうする六人ろくにん歌人かじん。「歌仙かせん」とは「うた名手めいしゅ」の在原業平ありわらの なりひら僧正遍昭そうじょう へんじょう喜撰法師きせん ほうし大伴黒主おおともの くろぬし文屋康秀ふんやの やすひで小野小町おのの こまちす。六歌仙かせんはそれぞれ独自どくじ歌風かふうち、古今集こきんしゅう歌風かふう多様性たようせいしめす。

古今集の歌風こきんしゅうの かふう

万葉集まんようしゅう素朴そぼく直情ちょくじょうとは対照的たいしょうてきに、古今集こきんしゅう知的ちてき技巧ぎこう優美ゆうび情感じょうかん特色とくしょくとする。掛詞かけことば縁語えんご序詞じょことば見立みたてなどの修辞しゅうじ多用たようし、心情しんじょう間接的かんせつてき象徴的しょうちょうてき表現ひょうげんする。のち和歌わか規範きはんとなり、勅撰集ちょくせんしゅう基本型きほんがたつくった。