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浜島書店 — pilot v2 OCR + ruby 版(PDF 5–198 ページ)

p.179 古典こてん名歌めいか続編ぞくへん

本ページの構成こうせい

ほんページではつづき、自然しぜん人物じんぶつ季節きせつ題材だいざいとする名歌めいかあつめる。山桜やまざくら牡丹ぼたんうぐいす百合ゆりなどの花鳥かちょううた、また山部赤人やまべの あかひと大伴旅人おおともの たびと坊主ぼうず女房にょうぼう歌人かじんさくなどがならぶ。万葉まんようから新古今しんこきんいた千年余せんねんよ和歌史わかし多彩たさい姿すがたのぞかせる。

山部赤人やまべの あかひと

万葉集まんようしゅう代表だいひょうする自然しぜん歌人かじん富士山ふじさん吉野よしの春日野かすがのなどの景観けいかん清澄せいちょう調子ちょうしむ。代表歌だいひょうかは「田子たごうらゆうちでてれば真白ましろにぞ富士ふじ高嶺たかねゆきりける」(万葉集まんようしゅう巻三かんさん)。柿本人麻呂かきのもとの ひとまろならんで「山柿さんし」と並称へいしょうされる。

大伴旅人おおともの たびと

万葉集まんようしゅう歌人かじんで、家持やかもちちち九州きゅうしゅう大宰府だざいふ赴任ふにんちゅう漢詩文かんしぶん素養そようかして大宰府だざいふうたうたげ主催しゅさいし、「梅花ばいかうた三十二首さんじゅうにしゅ」をのこした。これは「令和れいわ」の元号げんごう典拠てんきょとなった「初春しょしゅん令月れいげつかぜやわぐ」をふくむ。

山上憶良と人生詠やまのうえの おくらと じんせいえい

山上憶良やまのうえの おくら遣唐使けんとうし随行ずいこうした経験けいけん漢学者かんがくしゃ歌人かじん万葉集まんようしゅうに「貧窮ひんきゅう問答もんどううた」「等をおもうた」など、当時とうじとしてはまれ社会性しゃかいせい人生詠じんせいえいふくうたのこした。「しろがねこがねたまも何せむにすぐれるたからかめやも」はおもちちうたとして有名ゆうめい