能の一日の演能は五番の能を順に演じる「五番立て」を基本とする。各番には性格が決まっており、儀礼的な「神」から、戦死者の修羅、美女の物語、狂気の物語、鬼や霊の物語へと展開する。本ページでは各分類の代表曲とその主題を示す。
狂言は能と並ぶ中世の総合芸能で、能の合間に演じられる滑稽劇。庶民の言葉を用い、台詞中心で進む。能が幽玄美を追求するのに対し、狂言は庶民の知恵と笑いを描く。室町時代から大蔵流・和泉流・鷺流などの流派が形成された。
能舞台は本舞台(約5.4m四方)と、後座(笛・小鼓・大鼓・太鼓の囃子方が並ぶ場所)、地謡座(合唱が並ぶ場所)、橋掛り(鏡の間から本舞台へ通じる通路)からなる。屋根があり、背景には常に老松(松羽目)を描く。本ページ下部には国立能楽堂の写真と能舞台の構造図が掲載される。