最新国語便覧

浜島書店 — pilot v2 OCR + ruby 版(PDF 5–173 ページ)

p.152 俳諧はいかい修辞しゅうじ季語きご季語きご一覧いちらん

概観がいかん

発句ほっく俳句はいく)を完成かんせいさせるのに大切たいせつ約束事やくそくごととして、「季語きご季題きだい)」と「」がある。ここではこのふたつの修辞しゅうじ意味いみと、五季ごきべつ主要しゅよう季語きご一覧いちらんしめす。

季語きご

季節きせつひょう約束事やくそくごと発句ほっく原則げんそく一句いっくひとつの季語きごふくみ、その季節きせつおもむきむ。江戸時代えどじだい俳諧はいかいでは「季題きだい」ともばれ、季節きせつは「はるなつあきふゆ新年しんねん」の五季ごきけてあつかう(新年しんねん古暦こよみ正月しょうがつ)。ほんページ下段げだん五季ごきべつ主要しゅよう季語きご一覧いちらんひょう掲載けいさいされる。

切れ字きれじ

発句ほっくなかで、語句ごく強調きょうちょうしたり感動かんどうめたりするためにもちいる助詞じょし助動詞じょどうし代表的だいひょうてきには「や」「かな」「けり」のみっつ。「や」はつよ詠嘆えいたん指示しじ途中とちゅう場面ばめん転換てんかんつくり、「かな」は句末くまついて余情よじょうのこし、「けり」は断定的だんていてき詠嘆えいたんあらわす。芭蕉ばしょう古池ふるいけかわずびこむみずおと」の「や」、「しずかさやいわにしみせみこえ」の「や」などが代表例だいひょうれい

季語一覧表きご いちらん ひょう

新年(1月)・春(2月〜4月)・夏(5月〜7月)・秋(8月〜10月)・冬(11月〜1月) ※旧暦

ページ下部かぶ五季ごきべつ季語きご一覧いちらんひょう掲載けいさいされる。かく項目こうもくは「時候じこう」「天文てんもん地理ちり」「生活せいかつ行事ぎょうじ」「動物どうぶつ」「植物しょくぶつ」の小分類しょうぶんるいならぶ。代表的だいひょうてきなものを列挙れっきょすると、新年しんねんは「元日がんじつ初日はつひ初詣はつもうで・お年玉としだままつうち」など、はるは「立春りっしゅんうめさくらかえる若草わかくさ春雨はるさめ」、なつは「立夏りっか夕立ゆうだちほたる新緑しんりょく郭公かっこう」、あきは「立秋りっしゅうつき紅葉もみじ名月めいげつ鹿しか・コオロギ」、ふゆは「立冬りっとうゆきしも寒椿かんつばききつね」など。