発句(俳句)を完成させるのに大切な約束事として、「季語(季題)」と「切れ字」がある。ここではこの二つの修辞の意味と、五季別の主要な季語の一覧を示す。
季節を表す約束事の語。発句は原則一句に一つの季語を含み、その季節の趣を読む。江戸時代の俳諧では「季題」とも呼ばれ、季節は「春・夏・秋・冬・新年」の五季に分けて扱う(新年は古暦の正月)。本ページ下段に五季別の主要な季語一覧表が掲載される。
発句の中で、語句を強調したり感動を込めたりするために用いる助詞・助動詞。代表的には「や」「かな」「けり」の三つ。「や」は強い詠嘆・指示で句の途中に置き場面の転換を作り、「かな」は句末に置いて余情を残し、「けり」は断定的な詠嘆を表す。芭蕉「古池や蛙飛びこむ水の音」の「や」、「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の「や」などが代表例。
新年(1月)・春(2月〜4月)・夏(5月〜7月)・秋(8月〜10月)・冬(11月〜1月) ※旧暦
ページ下部に五季別の季語一覧表が掲載される。各季の項目は「時候」「天文・地理」「生活・行事」「動物」「植物」の小分類で並ぶ。代表的なものを列挙すると、新年は「元日・初日の出・初詣・お年玉・松の内」など、春は「立春・梅・桜・蛙・若草・春雨」、夏は「立夏・夕立・蛍・新緑・郭公」、秋は「立秋・月・紅葉・名月・鹿・コオロギ」、冬は「立冬・雪・霜・寒椿・狐」など。