p.141 軍記物語の世界(続き) — 武器・馬・太刀
武器
前ページの甲冑・服装に続き、武士が用いる武器の図解を載せる。弓・矢の種類、太刀の種類、馬の各部位など、軍記物語の作中描写を理解するための視覚資料を集める。
弓の種類
図には、滋籐弓・鵠斑弓・滋籐の重藤弓・三所籐弓・本身根白などの弓の種類が並ぶ。弓の長さや籐巻の位置によって名称が分かれ、武士の身分や用途を示す。下部には「引く」「張る」「番える」等の所作と「平射」「立射」の射姿の図解が付される。
矢の種類
矢の種類を図示。鏑矢・神頭矢・征矢・空穂・大雁俣・小雁俣などの鏃の形状や用途別の矢が並ぶ。鏑矢は合戦の開始を告げる音を立てる矢、神頭矢は神事に用いる矢として知られる。
矢入れもの(箙等)
矢を入れる用具の図。箙・胡簶(やなぐい)など、装着方法と容量の異なる矢入れの種類が描かれる。武士の階級・用途で使い分けられる。
馬(軍馬・各部位の名称)
軍馬の写真と、馬の各部位の名称を示す解説図。鬣(たてがみ)・項・肩・前肢・後肢などの体部の名称、および手綱・鞦・鐙などの馬具の位置が引出線で示される。古代の馬の体高は現代の馬より低く小型であった旨も補足される。
太刀の種類
太刀の種類を図示。野太刀・大太刀・打刀・脇差・短刀などの大きさ・形状による分類、および兵庫鎖太刀・絲巻太刀・黒漆太刀などの拵えによる分類を併載する。各部位(鞘・柄・鍔・鐺など)の名称が引出線で示される。