p.140 軍記物語の世界 — 武士の服装・甲冑・馬具・矢具
武士の服装
軍記物語に頻出する武具の名称を、図解で示すページ。大鎧の各部名称、甲冑の細部、馬具・矢具などを一覧する。平家物語をはじめとする軍記物語を読む上での視覚的補助資料。
大鎧姿(図解)
完装した大鎧姿の武士を中心に、兜・面頬・胴・草摺・籠手・脛当などの各部名称を引出線で示す図。大鎧は平安後期から鎌倉時代にかけて上級武士が用いた重装の鎧で、騎射戦に適した形態を持つ。
甲冑・矢具・縅の色目(図解)
縅(おどし)は甲冑の小札を糸で結びつける編み方。図には逆沢瀉縅・小桜縅・紫裾濃縅・黒糸縅・紅黄縅・白糸褄取縅・伏縄目縅などの色目見本が並ぶ。各縅の名は色の配列パターンに基づき、武士の身分・趣味・時代を反映する。
八幡大菩薩・矢具(図解)
矢具(弓矢・箙等)の図と、矢羽根の鏑矢の図。八幡大菩薩は弓矢の神として武士の崇敬を集めた。図中には鏑矢・征矢・空穂などの矢の種類と細部の名称が示される。
馬具・四半的・流鏑馬
鞍・鐙・轡・尻繋などの馬具を描いた図と、四半的(射礼の様式の一つ)・流鏑馬の競技形式の図解。武士の騎射文化を視覚的に示す資料。