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浜島書店 — pilot v2 OCR + ruby 版(PDF 5–153 ページ)

p.131 『徒然草つれづれぐさ』(つづき):兼好けんこうゆかりの三大随筆さんだい ずいひつ比較ひかく

兼好けんこうゆかりの

枕草子・方丈記・徒然草の比較まくらのそうし・ほうじょうき・つれづれぐさの ひかく

作品成立作者時代内容特徴
枕草子まくらのそうし1001頃成立清少納言せいしょうなごん平安中期へいあんちゅうき宮廷生活の見聞・四季の感想・人物観の自由な記録、明るい知性の文学。「をかし」の文学、知的、明るく、簡潔な観察と感性。
方丈記ほうじょうき1212成立鴨長明かもの ちょうめい鎌倉時代初期かまくらじだい しょき京の天変地異の記録と日野の方丈の庵での隠棲生活。無常観の文学。和漢混淆文、簡潔・力強い、深い哲学的省察、人生の無常への共感。
徒然草つれづれぐさ1330頃成立吉田兼好よしだ けんこう鎌倉時代末期かまくらじだい まっき王朝古典への憧憬、人生観、教訓、自然観など多岐にわたる243段の随筆。和漢混淆文、教訓的、批評的、王朝への憧れと中世の理性的省察の融合。