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浜島書店 — pilot v2 OCR + ruby 版(PDF 5–113 ページ)

p.91 記紀きき万葉まんよう世界せかい

上代文学の三大書じょうだい ぶんがくの さんだいしょ

古事記こじき(712)・日本書紀にほんしょき(720)・万葉集まんようしゅう(8世紀後半せいきこうはん成立せいりつ)は、奈良時代ならじだい以前いぜん日本にほん精神文化せいしんぶんかつたえる三大書さんだいしょである。記紀きき神話しんわ歴史れきしを、万葉集まんようしゅうは4500しゅ和歌わか集成しゅうせいし、古代こだい日本にほん人の心情しんじょう世界観せかいかんつたえる。

倭建命東征やまとたける とうせい

倭建命やまとたけるのみこと(やまとたけるのみこと)は景行天皇けいこうてんのうで、神話しんわ伝説でんせつ英雄えいゆう九州きゅうしゅう熊襲くまそ征伐せいばつ帰途きと伊勢神宮いせじんぐうにて叔母おば倭比売命やまとひめのみことより天叢雲剣あめのむらくものつるぎさずかり、関東かんとう東北とうほく平定へいてい最後さいご伊吹山いぶきやまかみのろわれ能煩野のぼのぼっす。「大和やまとくにのまほろば」の歌は中巻ちゅうかん名場面めいばめん

天つ神・国つ神あまつかみ・くにつかみ

あまかみ高天原たかまがはら(たかまがはら)に神々かみがみ天照大神あまてらすおおみかみ天宇受売命あめのうずめのみこと天宇受売命あめのうずめのみこと天稚日子あめのわかひこなど)。くにかみ地上ちじょう神々かみがみ大国主神おおくにぬしのかみ須佐之男命すさのおのみこと建御雷神たけみかづちのかみなど)。両者りょうしゃ関係かんけい対立たいりつ統合とうごう記紀きき神話しんわ骨格こっかくとなる。

万葉の世界まんようの せかい

万葉集まんようしゅう天皇てんのう貴族きぞくからもなき防人さきもり東国とうごく庶民しょみんまで、やく4500しゅ収録しゅうろくする。「ますらをぶり」の率直そっちょく力強ちからづよ情感じょうかん特色とくしょくとし、相聞そうもん恋愛れんあい)・挽歌ばんか哀悼あいとう)・雑歌ぞうか(その他)の三大さんだい部立ぶだて分類ぶんるいされる。