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浜島書店 — pilot v2 OCR + ruby 版(PDF 5–98 ページ)

p.80 近世きんせい文学ぶんがく開始かいし):文学ぶんがくながれ/浮世草子うきよぞうし

江戸時代 元禄文化/町人文化

近世文学の特色きんせい ぶんがくの とくしょく

1603ねん徳川家康とくがわ いえやす江戸幕府えどばくふ成立せいりつから1867ねん大政奉還たいせい ほうかんまで、やく260ねん近世きんせい江戸時代えどじだい)。武士ぶし支配下しはいか商業しょうぎょう発達はったつし、町人ちょうにん経済力けいざいりょくって文化ぶんかにない手となった。京都きょうと大坂おおさか中心ちゅうしんとする「上方文化かみがた ぶんか元禄文化げんろく ぶんか)」と江戸を中心ちゅうしんとする「江戸文化えどぶんか化政文化かせい ぶんか)」の二つのはないた。

町人文学ちょうにん ぶんがく

資本しほんたくわえた町人ちょうにん商人しょうにん職人しょくにん)が読者どくしゃとなり、かれらの感性かんせい倫理観りんりかん反映はんえいした文学ぶんがく発達はったつした。古典文学こてんぶんがく伝統でんとうまえつつ、現実げんじつ生活せいかつ恋愛れんあい商売しょうばいまち風俗ふうぞくうつる。三大さんだい文芸ぶんげいとして「浮世草子うきよ ぞうし小説しょうせつ)」「俳諧はいかい」「人形浄瑠璃にんぎょうじょうるり歌舞伎かぶき演劇えんげき)」がさかえた。

浮世草子うきよ ぞうし井原西鶴いはら さいかく

井原西鶴いはら さいかく(1642-1693)が大成たいせいした近世きんせい小説しょうせつジャンルジャンル町人ちょうにん現実げんじつ生活せいかつ恋愛れんあい商売しょうばい機微きび写実的しゃじつてきえがく。仮名草子かなぞうし系譜けいふぎつつ、より卑近ひきん題材だいざいで「浮世うきよ」(現実げんじつ)をえがいた。

西鶴の代表作

仮名草子(先駆作品群)かなぞうし(せんく さくひんぐん)

浮世草子うきよ ぞうし前段階ぜんだんかい江戸初期えどしょき教訓きょうくん娯楽ごらく実用書じつようしょ仮名かないた多様たよう散文さんぶん総称そうしょう浅井了意あさい りょうい東海道名所記とうかいどう めいしょき』、鈴木正三すずき しょうさん仮名性理かなしょうり』、井原西鶴いはら さいかくる前まで主流しゅりゅう散文形式さんぶん けいしき