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浜島書店 — pilot v2 OCR + ruby 版(PDF 5–98 ページ)

p.79 中世ちゅうせい文学ぶんがく能楽のうがく狂言きょうげん日記にっき紀行きこう

能楽・狂言のうがく・きょうげん

室町時代むろまちじだい成立せいりつした日本にほん独自どくじ総合演劇そうごうえんげきのう観阿弥かんあみ世阿弥ぜあみ親子おやこ大成たいせいした。猿楽さるがくから発展はってんし、武家ぶけ保護ほごけて発達はったつ世阿弥ぜあみ能楽論のうがくろん風姿花伝ふうしかでん』『花鏡かきょう』は日本にほん演劇美学えんげき びがく基本書きほんしょ狂言きょうげんのう合間あいまえんじられる滑稽劇こっけいげき。「太郎冠者たろうかじゃ」が登場とうじょうする『附子ぶす』『棒縛ぼうしばり』が代表作だいひょうさく

中世の日記・紀行ちゅうせいの にっき・きこう

貴族文学きぞくぶんがく伝統でんとう継承けいしょうしつつ、武士ぶし僧侶そうりょ日記にっき旅日記たびにっき紀行きこう)が発達はったつした。

中世物語(御伽草子)ちゅうせい ものがたり(おとぎ ぞうし)

室町時代むろまちじだい発達はったつした短編たんぺん物語ものがたり総称そうしょう庶民しょみんにもしたしまれた絵物語的えものがたりてき作品さくひんおおい。「一寸法師いっすんぼうし」「はちかづき」「ものくさ太郎たろう」「酒呑童子しゅてん どうじ」「文正草子ぶんしょう ぞうし」など。題材だいざい多岐たきで、教訓きょうくん笑話しょうわ夢物語ゆめものがたりなど。

擬古物語ぎこ ものがたり

鎌倉時代かまくらじだいかれた、『源氏物語げんじものがたり』をした王朝物語おうちょう ものがたりふう作品さくひん。『松浦宮物語まつらのみや ものがたり』『海人あま刈藻かるも』『岩清水いわしみず物語』『新蔵人しんくろうど物語』など。