南北朝時代・室町時代
鎌倉時代かまくらじだいの和歌わかは古代こだいの伝統でんとうを継つぎつつ、新あらたな展開てんかいを見せた。後鳥羽院ごとばいんの勅命ちょくめいによる『新古今和歌集しんこきん わかしゅう』(1205)は八代集はちだいしゅうの最終さいしゅうを飾かざる大集たいしゅう。藤原定家ふじわらの ていか・寂蓮じゃくれん・西行さいぎょう・式子内親王しきしないしんのう・俊成卿女しゅんぜいきょう の むすめなど華はなやかな歌人かじんを輩出はいしゅつ。象徴的しょうちょうてき・幽玄ゆうげんな歌風かふうが特色とくしょく。
和歌わかの上かみの句く(5・7・5)と下しもの句く(7・7)を別人べつじんが交互こうごに詠よみ続つづける文芸ぶんげい。鎌倉時代かまくらじだいから流行りゅうこうし、室町時代むろまちじだいに大成たいせい。二条良基にじょう よしもと『菟玖波集つくばしゅう』(1356)、宗祇そうぎの『新撰菟玖波集しんせん つくばしゅう』(1495)などが代表作だいひょうさく。室町連歌むろまちれんがの代表だいひょうに「水無瀬三吟みなせ さんぎん」(宗祇そうぎ・肖柏しょうはく・宗長そうちょう)。