最新国語便覧

浜島書店 — pilot v2 OCR + ruby 版(PDF 5–98 ページ)

p.77 中世ちゅうせい文学ぶんがく説話文学せつわぶんがく新仏教しんぶっきょう

中世の説話文学ちゅうせいの せつわぶんがく

鎌倉時代かまくらじだいから室町時代むろまちじだいにかけて、仏教ぶっきょう世俗せぞく説話集せつわしゅうまれた。新仏教しんぶっきょう浄土宗じょうどしゅう浄土真宗じょうどしんしゅう日蓮宗にちれんしゅう禅宗ぜんしゅう)のひろまりとともに、仏教ぶっきょう説話の比重ひじゅうたかまる。世俗せぞく説話は武家ぶけ社会しゃかい道徳観どうとくかん反映はんえい

中世ちゅうせいおも説話集せつわしゅう

仏教説話の特徴ぶっきょう せつわの とくちょう

因果応報いんが おうほう霊験譚れいげんたん発心譚ほっしんたん往生譚おうじょうたんなど、仏教ぶっきょう教義きょうぎ具体例ぐたいれいとして説話せつわかたる。おおくが布教ふきょう手段しゅだんとしてもちいられた。中世ちゅうせい庶民しょみんにも仏教ぶっきょうおしえを浸透しんとうさせた。

世俗説話の特徴せぞく せつわの とくちょう

武士ぶし英雄譚えいゆうたん貴族きぞく風雅ふうが歌話かわ庶民しょみん機知きちはなしなど、世俗せぞく様々さまざま人間像にんげんぞうえがく。武家ぶけ社会しゃかい倫理観りんりかんや、笑話しょうわ滑稽話こっけいばなしおおい。