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浜島書店 — pilot v2 OCR + ruby 版(PDF 5–98 ページ)

p.76 中世ちゅうせい文学ぶんがく開始かいし):文学ぶんがくなが

鎌倉時代 新仏教の広がり

中世文学の特色ちゅうせい ぶんがくの とくしょく

1192ねん源頼朝みなもとの よりともによる鎌倉幕府かまくらばくふ成立せいりつから1573ねん室町幕府むろまちばくふ滅亡めつぼうまで、やく400ねん中世ちゅうせい武家ぶけ社会しゃかい新仏教しんぶっきょう影響えいきょうけ、貴族きぞく中心ちゅうしん文学ぶんがくから武士ぶし庶民しょみんにな文学ぶんがくへ。無常観むじょうかん隠者文学いんじゃぶんがく軍記物語ぐんき ものがたり時代じだい特色とくしょくとなる。

隠者文学いんじゃ ぶんがく

武士ぶし時代じだいに、無常むじょうかんじて出家しゅっけし、のがれて山中さんちゅうぶんつづった隠者いんじゃ文学ぶんがく無常観むじょうかん人生観じんせいかん自然観しぜんかんふかえがく。代表作だいひょうさく鴨長明かものちょうめいの『方丈記ほうじょうき』、吉田兼好よしだ けんこうの『徒然草つれづれぐさ』、西行さいぎょう歌集かしゅう山家集さんかしゅう』。

軍記物語ぐんき ものがたり

武士ぶし合戦かっせんえが物語ものがたり仏教的ぶっきょうてき無常観むじょうかん武士ぶし人生観じんせいかん背景はいけいに、いくさ悲哀ひあい英雄譚えいゆうたんかたる。代表作だいひょうさくに『保元物語ほうげん ものがたり』『平治物語へいじ ものがたり』『平家物語へいけ ものがたり』『太平記たいへいき』。『平家物語へいけ ものがたり』は琵琶法師びわほうしによりかたがれた。