仏教や民間に伝わる説話を集成した文学。仏教説話を中心とした『日本霊異記』『大日本国法華経験記』『今昔物語集』『発心集』『撰集抄』、世俗説話を含む『宇治拾遺物語』『古今著聞集』『十訓抄』などがある。簡潔な漢字仮名混じり文で書かれ、人物の特異性や教訓を伝える。
貴族の歴史を、物語の形式で記述したもの。漢文体の『六国史』とは異なり、ひらがなの物語的視点で歴史を語る。日本独自の歴史物語のジャンル。
『大鏡』『今鏡』『水鏡』『増鏡』を合わせて「四鏡」と総称する。全て「鏡」を題名に含み、歴史を「映す」物語として連続的に位置付けられる。