最新国語便覧

浜島書店 — pilot v2 OCR + ruby 版(PDF 5–93 ページ)

p.72 中古ちゅうこ文学ぶんがく開始かいし):文学ぶんがくなが

平安時代 弘仁・貞観文化/国風文化/院政期

漢詩文(勅撰漢詩集)かんしぶん(ちょくせん かんししゅう)

平安初期へいあんしょき嵯峨天皇さがてんのう中国ちゅうごく文化ぶんか尊重そんちょうし、漢詩文かんしぶん国家こっか事業じぎょうとして推進すいしんした。三大さんだい勅撰ちょくせん漢詩集かんししゅうまれた。

『性霊集』「しょうりょうしゅう」

空海くうかい弘法大師こうぼうだいし)の漢詩文集かんしぶんしゅう漢詩かんしじょなどをおさめる。日本にほんにおける漢文学かんぶんがく最高峰さいこうほうの一つとされる。

ひらがなの普及と和歌ひらがなの ふきゅうと わか

9世紀末せいきまつから10世紀にかけて、漢字かんじ草書化そうしょかしたひらがな(女手・女文字)が完成かんせいし、貴族きぞく女性じょせいの間でひろ使つかわれた。これにより日本にほん独自どくじ文学ぶんがくが大きく発達はったつした。

カタカナと万葉仮名かたかなと まんようがな

万葉仮名まんようがな漢字かんじ音訓おんくんりて日本語にほんご表記ひょうきする)にもとづく省略形しょうりゃくけいがカタカナ(仏教ぶっきょう経典きょうてん注釈ちゅうしゃく発達はったつ)、草書化そうしょかがひらがな(女性じょせい私的してき記録きろく発達はったつ)として成立せいりつ

勅撰和歌集の始まりちょくせん わかしゅうの はじまり

905ねん醍醐天皇だいごてんのうめいにより『古今和歌集こきん わかしゅう』が編纂へんさんされた。撰者せんじゃ紀貫之きの つらゆき紀友則きの とものり凡河内躬恒おおしこうちの みつね壬生忠岑みぶの ただみね日本初にほんはつ勅撰ちょくせん和歌集わかしゅうとしてのち文学ぶんがくおおきな影響えいきょうあたえた。