最新国語便覧

浜島書店 — pilot v2 OCR + ruby 版(PDF 5–53 ページ)

p.33 平安貴族へいあんきぞく生活せいかつつづき)

p.33 全体図

元服げんぷく儀式ぎしき

男子だんし儀式ぎしき 男子だんし儀式ぎしき…「初冠ういこうぶり」「元服げんぷく」。かみたばねてりそろえ、かんむり烏帽子えぼしをいただく。

女子じょし儀式ぎしき 女子じょし儀式ぎしき…「裳着もぎ」「髪上かみあげ」。こしけ、かみげる。そろそろ結婚けっこんさせたいという、おやからの意志いし表示ひょうじでもあった。

初冠ういこうぶり

男子だんし元服げんぷく。①みずらの子供髪こどもがみ儀式ぎしき参進さんしん。②加冠かかんし、③祝儀しゅくぎのぞむ。

垣間見かいまみ

(『源氏物語絵巻げんじものがたりえまき復元模写ふくげんもしゃ橋姫はしひめ」 宮崎みやざきいず美製作びせいさく 徳川美術館とくがわびじゅつかんぞう

髪上かみあげ(奈良時代ならじだいから平安初期へいあんしょき

女官にょかん晴着はれぎさいや、仕事しごとをするさい前頭部ぜんとうぶかみ一部いちぶ頭上ずじょうたばねた髪型かみがたのことも「かみ上げ」とんだ。

びんそぎ

平安中期へいあんちゅうきころから、「髪上かみあげ」は儀式名ぎしきめいとしてはのこったが、成人せいじん髪型かみがた垂髪たれがみの「びんそぎ」となった。

所顕ところあらわし露顕つゆけん翌朝よくちょう匂宮においのみや六君むつのきみ

新婚しんこん三日目みっかめ披露宴ひろうえん女性側じょせいがわ用意よういしたもち男女だんじょべ、饗応きょうおううたげもよおされる。

出典:『源氏物語絵巻』復元模写「宿木一・二」 加藤純一製作 徳川美術館蔵 考証・製作 中部大学池浩三研究室

文使ふみつかい/手紙てがみ様式ようしき

かみ内側うちがわすみせんきかしようとふうじめとした。『枕草子まくらのそうし』「結文むすびぶみ」「立文たてぶみ」「手紙てがみ」など、わせてふくろれ、こころとおとうように、季節きせつ情趣じょうしゅおうじたわせ目をこころがけた。

手紙の種類

文使ふみつかい(『春日権現験記絵かすが ごんげん けんき え』)

菅原道真すがわらの みちざね五十賀ごじゅうのが (『北野きたの天神てんじん縁起えんぎ』)

服喪ふくもとき室内しつない 全体ぜんたい鈍色にびいろくろ統一とういつ