p.30 近世の服装
武士の正装は、長裃が一般的に用いられた。下級武士が着用した半裃は、町人も正装として着用した。
武士の正装
半裃姿
- 肩衣
- 半袴
- 紋付奥与目小袖
長裃姿
袴姿の奉行所役人((『徳川幕府刑事図譜』))
町人の女性服装
外出着には、長羽織があり、町家の娘は晴れ着として振袖を着用した。既婚の女性は留袖を用い、元来寝着であった小袖は、次第に普段着として男女の区別なく用いられた。
姿の種類
- 小袖姿 ── 小袖、帯、留袖
- 被衣姿 ── 被衣、振袖
- 振袖姿
- 長羽織姿
近世の髪型
- 勝山髷
- 唐人髷
- 玉結
- 丸髷
- 島田風
- 櫛 ── 三点並びの櫛は装飾櫛、結髪に挿す。
子供の服装と髪型(出典:(『子宝五節遊』))
男性の外出着・礼服
引廻し合羽姿
紙子羽織姿
十徳姿
十徳は、儒者・医者・絵師・俳諧師など法体の者の礼服。紙子は、貧しい人ばかりでなく、裕福な粋人が趣を凝らして用いた。
平賀源内像(キセル)。近世の文人像(喫煙具を持つ姿)として例示。