六〜七月に花はな(黄きと赤あかの色素しきそ)が咲さく
六月ごろ白しろい花はなが咲さく
紫色むらさきいろに発色はっしょくする。酢すや灰汁あくの加減かげんで、さまざまな濃こさの紫色むらさきいろになる。
平安時代へいあんじだい以後いご、貴族きぞく社会しゃかいで装束しょうぞくや調度ちょうどに伝統的でんとうてきに用もちいられた文様もんようを有職文様ゆうそくもんようという。儀式ぎしきをはじめ日常生活にちじょうせいかつでも、官位かんいにより使用しようする文様もんようは決きめられていた。円えん・菱ひし・亀甲きっこうなどの幾何学的きかがくてきなものが中心ちゅうしんで、中国ちゅうごくの唐とうより伝つたわり国風こくふうにアレンジされたものが多おおい。織物おりものは大蔵省おおくらしょうの織部司おりべしで制作せいさくされた。
(鈴虫一)(竹河)(鈴虫一)等の括弧書きは出典絵巻名を示す。