学習のねらい
「漢詩」の二回目です。二つの「唐詩」を学習します。
一目の「黄鶴楼送孟浩然之広陵」は、「友情」をテーマとした詩です。この詩は、唐の時代の大詩人「李白」の作品です。もう一つは、「戦争」をテーマとした、王翰の「涼州詞」です。この詩では、国境付近に出征した兵士の気持ちを考えましょう。
また、「唐詩(近体詩)のきまり」についても確認します。
文法・表現
- 〜をテーマとした〜(連体修飾)
- 「友情をテーマとした詩」=「以友情為主題的詩」。
- 〜について確認します(漢語+格助詞)
- 「〜について確認します」=「確認關於…」。
中文翻譯
「漢詩」的第二回。將學習兩首「唐詩」。
第一首「黄鶴楼送孟浩然之広陵」是以「友情」為主題的詩。這首詩是唐代大詩人「李白」的作品。另一首是以「戰爭」為主題、王翰的「涼州詞」。在這首詩中,讓我們思考被派往國境附近出征的士兵的心情吧。
又,也將確認關於「唐詩(近體詩)的規則」。
文法・表現
- 〜をテーマとした〜(連体修飾)
- 「友情をテーマとした詩」=「以友情為主題的詩」。
- 〜について確認します(漢語+格助詞)
- 「〜について確認します」=「確認關於…」。
中文翻譯
「漢詩」的第二回。將學習兩首「唐詩」。
第一首「黄鶴楼送孟浩然之広陵」是以「友情」為主題的詩。這首詩是唐代大詩人「李白」的作品。另一首是以「戰爭」為主題、王翰的「涼州詞」。在這首詩中,讓我們思考被派往國境附近出征的士兵的心情吧。
又,也將確認關於「唐詩(近體詩)的規則」。
●学習のポイント●
〈一〉「黄鶴楼送孟浩然之広陵」の詩を味わおう
〈二〉「涼州詞」を味わおう
〈三〉「唐詩(近体詩)のきまり」について
文法・表現
- 〜を味わおう(勧誘)
- 「味わおう」=「品味吧」。
中文翻譯
〈一〉品味「黄鶴楼送孟浩然之広陵」之詩吧
〈二〉品味「涼州詞」吧
〈三〉關於「唐詩(近體詩)的規則」
文法・表現
- 〜を味わおう(勧誘)
- 「味わおう」=「品味吧」。
中文翻譯
〈一〉品味「黄鶴楼送孟浩然之広陵」之詩吧
〈二〉品味「涼州詞」吧
〈三〉關於「唐詩(近體詩)的規則」
■ 「黄鶴楼送孟浩然之広陵」を味わおう
「黄鶴楼送孟浩然之広陵」を解釈する
題名の「黄鶴楼送孟浩然之広陵」は、「孟浩然が、揚子江下流の商業都市である『広陵』へ行くのを、作者が『黄鶴楼』から見送った詩」といういことです。ここで、見送られている「孟浩然」は、前回学習した「春暁」の作者です。また、孟浩然の行こうとしている「広陵」は、長江下流のにぎやかな商業都市です。孟浩然は、憧れの町「広陵」への旅ですから、別れといっても、それほど悲惨さはないかもしれません。しかし、いつの時代にも別れは寂しいものです。また、当時は便利な交通手段もありませんから、次はいつ会えるのか分かりませんでした。そんなことを念頭に置きながら、この詩を読んでいきましょう。
文法・表現
- 〜という意味です(定義)
- 「『〜』という意味です」=「是『…』的意思」。
- 〜とはいっても、それほど〜はないかもしれません(譲歩)
- 「別れといっても、それほど悲惨さはないかもしれません」=「雖說是離別,悲慘感或許並不那麼強」。
- 〜を念頭に置きながら(注意の維持)
- 「を念頭に置きながら」=「一邊放在心上」。
中文翻譯
題名「黄鶴楼送孟浩然之広陵」是「在揚子江下流的商業都市『廣陵』,作者從『黄鶴楼』送孟浩然前往那裡的詩」的意思。在此被送行的「孟浩然」,是上回所學「春暁」的作者。又,孟浩然將要前往的「廣陵」是長江下流的繁華的商業都市。對孟浩然來說是前往憧憬之町「廣陵」的旅程,所以雖說是離別,悲慘感或許並不太強。然而無論哪個時代,離別都是寂寞的。又,當時也沒有便利的交通方式,所以下次何時能相見並不知道。一邊將這樣的事放在心上,一邊讀下去吧。
文法・表現
- 〜という意味です(定義)
- 「『〜』という意味です」=「是『…』的意思」。
- 〜とはいっても、それほど〜はないかもしれません(譲歩)
- 「別れといっても、それほど悲惨さはないかもしれません」=「雖說是離別,悲慘感或許並不那麼強」。
- 〜を念頭に置きながら(注意の維持)
- 「を念頭に置きながら」=「一邊放在心上」。
中文翻譯
題名「黄鶴楼送孟浩然之広陵」是「在揚子江下流的商業都市『廣陵』,作者從『黄鶴楼』送孟浩然前往那裡的詩」的意思。在此被送行的「孟浩然」,是上回所學「春暁」的作者。又,孟浩然將要前往的「廣陵」是長江下流的繁華的商業都市。對孟浩然來說是前往憧憬之町「廣陵」的旅程,所以雖說是離別,悲慘感或許並不太強。然而無論哪個時代,離別都是寂寞的。又,當時也沒有便利的交通方式,所以下次何時能相見並不知道。一邊將這樣的事放在心上,一邊讀下去吧。
【語句の意味】
- 故人 ………… 古くからの友人。ここでは、孟浩然のこと
文法・表現
- 古典語の語義(限定)
- 解釋詩語。「唯だ」=只是;「莫れ」=不要~。
中文翻譯
●故人……古老的友人。在此指孟浩然
●黄鶴楼……位於長江畔的高建築之名
●辞す……告別
●烟花……朦朧中的花。春花上霞籠罩的風景
●揚州……「廣陵」的別名
●孤帆……張帆的一艘船(孟浩然乘的船)
●遠影……遠處所見的身影
●碧空……青空
●尽く……盡、消失
●唯だ……唯~。只~。表示「限定」
●天際……大空的盡頭
●長江……中國最大的河「揚子江」
- 黄鶴楼 ……… 長江のほとりにあった高い建物の名前
- 辞す ………… 別れを告げる
- 烟花 ………… もやにかすむ花。春の花に霞が立ちこめている風景
- 揚州 ……… 「広陵」の別名
- 孤帆 ……… 帆を張った一そうの舟(孟浩然の乗った舟)のこと
- 遠影 ……… 遠くに見える姿
- 碧空 ……… 青空
- 尽く ………… つきること、なくなること
- 唯だ ………… 唯だ~だけ。~ばかり。「限定」を表す
- 天際 ……… 大空の果て
- 長江 ……… 中国最大の川「揚子江」のこと
文法・表現
- 古典語の語義(限定)
- 解釋詩語。「唯だ」=只是;「莫れ」=不要~。
中文翻譯
●故人……古老的友人。在此指孟浩然
●黄鶴楼……位於長江畔的高建築之名
●辞す……告別
●烟花……朦朧中的花。春花上霞籠罩的風景
●揚州……「廣陵」的別名
●孤帆……張帆的一艘船(孟浩然乘的船)
●遠影……遠處所見的身影
●碧空……青空
●尽く……盡、消失
●唯だ……唯~。只~。表示「限定」
●天際……大空的盡頭
●長江……中國最大的河「揚子江」
「黄鶴楼送孟浩然之広陵」のポイント
この詩が作られた時、李白三十七歳、孟浩然四十九歳でした。この詩には、「寂しい」という言葉は一つもありませんが、細かい情景描写が言葉以上に「別れの切なさ」を表現しています。それが、李白の詩の巧さなのです。
文法・表現
- 〜は一つもありませんが、〜(強調的否定+逆接)
- 「『寂しい』は一つもありませんが、〜表現しています」=「『寂寞』一個都沒有,但卻表現…」。
- 〜以上に〜(程度の超越)
- 「言葉以上に」=「超越言語」。
中文翻譯
這首詩被作的時候,李白三十七歲,孟浩然四十九歲。這首詩中,「寂寞」這個詞一個也沒有,但細微的情景描寫超越言語地表現了「離別之難捨」。那正是李白詩之高明。
文法・表現
- 〜は一つもありませんが、〜(強調的否定+逆接)
- 「『寂しい』は一つもありませんが、〜表現しています」=「『寂寞』一個都沒有,但卻表現…」。
- 〜以上に〜(程度の超越)
- 「言葉以上に」=「超越言語」。
中文翻譯
這首詩被作的時候,李白三十七歲,孟浩然四十九歲。這首詩中,「寂寞」這個詞一個也沒有,但細微的情景描寫超越言語地表現了「離別之難捨」。那正是李白詩之高明。
「李白」とは、どんな人か
李白の魅力は、常識の枠にとらわれない、自由奔放さだと言われています。いわゆる天才肌の詩人なのです。そのうえ、大の酒好きで、それだけに役人としてはうまくいかず、放浪続きの人生を送りました。そんな李白ですから、出生や生涯には謎が多いのです。その反面、たくさんのエピソードが残っています。
その中でも特に有名な、李白の人柄が分かるエピソードを三つ、紹介します。
文法・表現
- 〜だと言われています(伝聞)
- 「と言われています」=「據說」。
- そのうえ、〜で、それだけに〜(強調+因果)
- 「そのうえ、〜で、それだけに」=「加上,正因為如此」。
- 〜には謎が多いのです(評価)
- 「には謎が多いのです」=「有許多謎」。
中文翻譯
李白的魅力,據說是不被常識框架所束縛的自由奔放。可說是所謂天才氣質的詩人。再加上他是大愛酒之人,正因如此作為官員並不順利,過著持續放浪的人生。所以這樣的李白,他的出生與生涯多有謎團。另一方面,留下了許多軼事。
其中特別有名、能瞭解李白人品的軼事,介紹三則。
一つ目は、生まれたときのエピソードです。李白は、字を「太白」と言います。「太白」とは「金星」のことです。李白のお母さんが、この星を夢に見て、李白をみごもったことからつけられたそうです。
文法・表現
- 〜と言います(命名)
- 「字を『太白』と言います」=「字叫做『太白』」。
- 〜ことからつけられたそうです(命名の由来+伝聞)
- 「みごもったことからつけられたそうです」=「據說是因為懷上了而取的」。
中文翻譯
第一則,是出生時的軼事。李白的字叫做「太白」。「太白」就是「金星」。據說是因為李白的母親夢見這顆星,便懷上了李白,所以取了這個字。
二つ目は、李白四十代前半のエピソードです。ある日、突然、宮殿に呼ばれた李白は、かなりお酒を飲んでいて、靴(長靴のような履物)を、自分で脱げなかったそうです。そこで、役人に靴を脱がせるよう命じたのです。その時の役人が、この李白の失礼な振る舞いを恨みに思って、悪口を言いました。これが原因で、李白は長安を去ることになったと言われています。
文法・表現
- 〜そうです(伝聞)
- 「脱げなかったそうです」=「據說無法脫」。
- 〜を恨みに思って、〜を言いました(心情+行動)
- 「恨みに思って、悪口を言いました」=「懷恨在心,說了壞話」。
- 〜が原因で、〜と言われています(因果+伝聞)
- 「が原因で、〜と言われています」=「因…而,據說」。
中文翻譯
第二則,是李白四十多歲前半的軼事。某日,突然被叫到宮殿的李白,因喝了相當多酒,連靴(如長靴般的鞋)都無法自己脫。於是命官員為他脫靴。據說當時的官員對李白這種失禮的舉動懷恨在心,說了壞話。據說這就是李白離開長安的原因。
三つ目は、李白が亡くなったときのエピソードです。「李白は、川に舟を浮かべて酒を飲んでいたときに、酔って水に映った月を捕まえようとして、川に落ちて溺れ死んだ」というのです。李白の死には、いろいろな説がありますが、この話などは本当かどうかはともかく、ロマンチストな李白らしいエピソードです。
この他にも、「酔っぱらって寝ていたら、よだれが地面に垂れて、それがなんと詩になってしまった」という面白いものもあります。天才詩人「李白」には、お酒にまつわる逸話が多いですね。
文法・表現
- 〜ようとして、〜(意志+帰結)
- 「捕まえようとして」=「想要抓」。
- 〜はともかく、〜らしい(保留+特徴)
- 「本当かどうかはともかく、李白らしい」=「真假不論,很像李白」。
中文翻譯
第三則,是李白逝世時的軼事。「李白將船浮於河上飲酒時,醉了想抓水中映出的月,落入河中溺死」這樣的說法。李白的死有種種說法,這個故事不論真假,都是很符合浪漫主義者李白的軼事。
此外,還有「醉倒睡著,口水滴到地上,那竟然變成了詩」這樣有趣的軼事。天才詩人「李白」與酒有關的逸聞很多呢。
文法・表現
- 〜だと言われています(伝聞)
- 「と言われています」=「據說」。
- そのうえ、〜で、それだけに〜(強調+因果)
- 「そのうえ、〜で、それだけに」=「加上,正因為如此」。
- 〜には謎が多いのです(評価)
- 「には謎が多いのです」=「有許多謎」。
中文翻譯
李白的魅力,據說是不被常識框架所束縛的自由奔放。可說是所謂天才氣質的詩人。再加上他是大愛酒之人,正因如此作為官員並不順利,過著持續放浪的人生。所以這樣的李白,他的出生與生涯多有謎團。另一方面,留下了許多軼事。
其中特別有名、能瞭解李白人品的軼事,介紹三則。
■ 「涼州詞」の詩を味わおおう
「涼州詞」を解釈する
題名の「涼州詞」は、「涼州の歌」という意味です。「涼州」は地名で、他国からの進入を防ぐ「防衛の拠点」として重要な場所でした。ですから、涼州には、多くの兵士が派遣されていたのです。「涼州詞」は、この涼州に赴いた兵士たちのことをうたった詩です。
文法・表現
- 〜として〜場所でした(資格+評価)
- 「拠点として重要な場所でした」=「作為據點是重要的場所」。
- 〜が派遣されていた(受身過去)
- 「兵士が派遣されていた」=「被派遣了士兵」。
中文翻譯
題名「涼州詞」是「涼州的歌」之意。「涼州」是地名,作為防止他國侵入的「防衛據點」,是重要的場所。所以涼州派遣了眾多士兵。「涼州詞」是詠唱赴涼州的士兵們之詩。
文法・表現
- 〜として〜場所でした(資格+評価)
- 「拠点として重要な場所でした」=「作為據點是重要的場所」。
- 〜が派遣されていた(受身過去)
- 「兵士が派遣されていた」=「被派遣了士兵」。
中文翻譯
題名「涼州詞」是「涼州的歌」之意。「涼州」是地名,作為防止他國侵入的「防衛據點」,是重要的場所。所以涼州派遣了眾多士兵。「涼州詞」是詠唱赴涼州的士兵們之詩。
【語句の意味】
- 葡萄の美酒 …… 上等なワイン
中文翻譯
●葡萄の美酒……上等的葡萄酒
●夜光の杯……西域產玉所做的杯,或經絲路傳來的玻璃所做的杯
●飲まんと欲して……想要喝
●琵琶……大茄子形狀的扁平琴身上張了四或五弦的樂器。據說發源於波斯
●催す……催促
●沙場……沙漠。漢代以來,也是與異民族的戰場
●君……世間之人
●莫れ……不要~。表示「禁止」
●古來……從昔到今
●征戰……出征戰場
●幾人か回る……究竟有幾個人平安歸來呢
- 夜光の杯 ……… 西域産の玉で作った杯、または、シルクロードを経て渡ってきたガラスで作った杯のこと
- 飲まんと欲して …… 飲もうとして
- 琵琶 ………………… 大きな茄子の形をした平たい胴に、四本、または五本の弦を張った楽器。ペルシャが発祥の地だとしわている
- 催す ……………… せきたてる
- 沙場 ……………… 砂漠のこと。漢代以来、異民族との戦場でもあった
- 君 ………………… 世間の人々
- 莫れ ……………… ~するな。「禁止」を表す
- 古来 ……………… 昔から今に至るまで
- 征戦 ……………… 戦争に行くこと
- 幾人か回る …… いったい、何人が無事に帰ったであろうか
中文翻譯
●葡萄の美酒……上等的葡萄酒
●夜光の杯……西域產玉所做的杯,或經絲路傳來的玻璃所做的杯
●飲まんと欲して……想要喝
●琵琶……大茄子形狀的扁平琴身上張了四或五弦的樂器。據說發源於波斯
●催す……催促
●沙場……沙漠。漢代以來,也是與異民族的戰場
●君……世間之人
●莫れ……不要~。表示「禁止」
●古來……從昔到今
●征戰……出征戰場
●幾人か回る……究竟有幾個人平安歸來呢
「涼州詞」のポイント
● 鑑賞する二つの視点
①「異国情緒」を漂わせる言葉
「涼州詞」には、異国情緒を漂わせる言葉が多く使われています。「葡萄の美酒」「夜光の杯」「琵琶」などがその代表です。夜光の杯に、葡萄の美酒を入れて飲むという行為は、当時の中国人の日常にはない生活でした。これらは、目(視覚)で楽しむもの。そして、「琵琶」の音は、耳(聴覚)で楽しむものです。その両者が合わさることで、私たちに独特の世界をイメージさせてくれています。
文法・表現
- 〜が多く使われています(受身)
- 「多く使われています」=「被多用」。
- 〜という行為は、〜にはない生活でした(評価)
- 「という行為は〜にはない生活でした」=「這樣的行為,不在…的生活中」。
- 〜が合わさることで、〜させてくれています(合成+使役受益)
- 「合わさることで、〜させてくれています」=「合在一起,讓…」。
中文翻譯
「涼州詞」中使用了許多帶有異國情調的詞語。「葡萄美酒」「夜光杯」「琵琶」等就是其代表。將葡萄美酒注入夜光杯飲用這個行為,並非當時中國人日常的生活。這些是用眼(視覺)享受之物。然後,「琵琶」的聲音是用耳(聽覺)享受之物。兩者合在一起,便讓我們聯想到獨特的世界。
文法・表現
- 〜が多く使われています(受身)
- 「多く使われています」=「被多用」。
- 〜という行為は、〜にはない生活でした(評価)
- 「という行為は〜にはない生活でした」=「這樣的行為,不在…的生活中」。
- 〜が合わさることで、〜させてくれています(合成+使役受益)
- 「合わさることで、〜させてくれています」=「合在一起,讓…」。
中文翻譯
「涼州詞」中使用了許多帶有異國情調的詞語。「葡萄美酒」「夜光杯」「琵琶」等就是其代表。將葡萄美酒注入夜光杯飲用這個行為,並非當時中國人日常的生活。這些是用眼(視覺)享受之物。然後,「琵琶」的聲音是用耳(聽覺)享受之物。兩者合在一起,便讓我們聯想到獨特的世界。
②「この兵士は、どうして異国情緒にひたろうとするのか」
戦いを前にして、死というものを意識しないではいられない兵士が、せめてつかの間の快楽と酔いの中に、それらを忘れようとして、異国情緒にひたり込もうとしているのです。「涼州詞」は、異国情緒たっぷりの美しい情景を描きながら、戦争という、ぎりぎりの場に追いつめられた人間の深い悲しみ、兵士のやるせない感情を痛切に表現しています。
文法・表現
- 〜を前にして(直面)
- 「戦いを前にして」=「面對戰鬥」。
- 〜ないではいられない(必然)
- 「意識しないではいられない」=「不得不意識到」。
- 〜を忘れようとして、〜にひたり込もうとしているのです(意図)
- 「を忘れようとして、にひたり込もうとしているのです」=「想要忘掉,沉浸於」。
- 〜ながら、〜痛切に表現しています(並行+強調)
- 「描きながら、〜痛切に表現しています」=「一邊描繪,一邊痛切地表現」。
中文翻譯
面對戰鬥、不得不意識到死亡的士兵,至少想在轉瞬即逝的快樂與醉中忘掉那些,沉浸於異國情調。「涼州詞」一邊描繪滿是異國情調的美麗情景,一邊痛切地表現了被逼到戰爭這個極限場面的人類的深沉悲傷、士兵無法排遣的感情。
文法・表現
- 〜を前にして(直面)
- 「戦いを前にして」=「面對戰鬥」。
- 〜ないではいられない(必然)
- 「意識しないではいられない」=「不得不意識到」。
- 〜を忘れようとして、〜にひたり込もうとしているのです(意図)
- 「を忘れようとして、にひたり込もうとしているのです」=「想要忘掉,沉浸於」。
- 〜ながら、〜痛切に表現しています(並行+強調)
- 「描きながら、〜痛切に表現しています」=「一邊描繪,一邊痛切地表現」。
中文翻譯
面對戰鬥、不得不意識到死亡的士兵,至少想在轉瞬即逝的快樂與醉中忘掉那些,沉浸於異國情調。「涼州詞」一邊描繪滿是異國情調的美麗情景,一邊痛切地表現了被逼到戰爭這個極限場面的人類的深沉悲傷、士兵無法排遣的感情。
■ 「唐詩(近体詩)のきまり」について
「黄鶴楼送孟浩然之広陵」も「涼州詞」も、どちらも「近体詩」です。それぞれの詩の「形式」・「韻(押韻)」について確認しましょう。
文法・表現
- 〜も〜も、どちらも〜です(並列+等置)
- 「も〜も、どちらも『近体詩』です」=「無論哪個都是近體詩」。
中文翻譯
「黄鶴楼送孟浩然之広陵」與「涼州詞」,無論哪一首都是「近體詩」。讓我們確認各首詩的「形式」、「韻(押韻)」吧。
文法・表現
- 〜も〜も、どちらも〜です(並列+等置)
- 「も〜も、どちらも『近体詩』です」=「無論哪個都是近體詩」。
中文翻譯
「黄鶴楼送孟浩然之広陵」與「涼州詞」,無論哪一首都是「近體詩」。讓我們確認各首詩的「形式」、「韻(押韻)」吧。
「詩の形式」は、どちらも一句が七文字でできています。このような詩を「七言詩」といいいます。そして、前回学習した「春暁」と同じ四句構成ですから、「絶句」です。つまり、この二つの詩は、どちらも「七言絶句」となります。
文法・表現
- 〜でできています(構成)
- 「七文字でできています」=「由七字組成」。
- 〜と同じ〜構成ですから、〜です(理由+帰結)
- 「と同じ構成ですから、〜です」=「因為與…同樣構成,所以是…」。
中文翻譯
「詩之形式」上,兩者的一句都由七字組成。這樣的詩稱為「七言詩」。並且,與上回所學的「春暁」一樣是四句構成,所以是「絕句」。也就是說,這兩首詩無論哪一首都是「七言絕句」。
文法・表現
- 〜でできています(構成)
- 「七文字でできています」=「由七字組成」。
- 〜と同じ〜構成ですから、〜です(理由+帰結)
- 「と同じ構成ですから、〜です」=「因為與…同樣構成,所以是…」。
中文翻譯
「詩之形式」上,兩者的一句都由七字組成。這樣的詩稱為「七言詩」。並且,與上回所學的「春暁」一樣是四句構成,所以是「絕句」。也就是說,這兩首詩無論哪一首都是「七言絕句」。
「韻(押韻)」の位置ですが、「五言」の場合は偶数句末に踏むことになっていましたが、「七言」になると偶数句末だけでなく、一句目末も韻を踏みます。
文法・表現
- 〜の場合は〜に踏むことになっていましたが、〜(前提+逆接)
- 「の場合は〜踏むことになっていましたが」=「在…的場合是踏,但是」。
- 〜になると〜だけでなく、〜(範囲拡張)
- 「になると〜だけでなく、〜も踏みます」=「到了…不只…,也踏」。
中文翻譯
關於「韻(押韻)」的位置,「五言」的情況下是在偶數句末踏韻,到了「七言」,便不只是偶數句末,第一句末也踏韻。
文法・表現
- 〜の場合は〜に踏むことになっていましたが、〜(前提+逆接)
- 「の場合は〜踏むことになっていましたが」=「在…的場合是踏,但是」。
- 〜になると〜だけでなく、〜(範囲拡張)
- 「になると〜だけでなく、〜も踏みます」=「到了…不只…,也踏」。
中文翻譯
關於「韻(押韻)」的位置,「五言」的情況下是在偶數句末踏韻,到了「七言」,便不只是偶數句末,第一句末也踏韻。
- 「黄鶴楼送孟浩然之広陵」
- 詩の形式 ……… 「七言絶句」
- 韻(押韻) ……… 「楼・州・流」
- 「涼州詞」
- 詩の形式 ……… 「七言絶句」
- 韻(押韻) ……… 「杯・催・回」
漢文
【黄鶴楼送孟浩然之広陵】 李白
故人西の方辞ス黄鶴楼ニテ
煙花三月下ル揚州
孤帆の遠影は碧空尽キ
唯だ見ル長江の天際流ルルを
『唐詩選』
【涼州詞】 王翰
葡萄の美酒の夜光の杯
欲ス飲マント琵琶の馬上に催ス
酔ヒテ臥ス沙場に君莫レ笑
古来より征戦に幾人か回ル
『唐詩選』
〈書き下し文〉
「黄鶴楼送孟浩然之広陵」
故人西のかた黄鶴楼を辞し 煙花三月揚州に下る
孤帆の遠影碧空に尽き 唯だ見る長江の天際に流るるを
「涼州詞」
葡萄の美酒夜光の杯 飲まんと欲して琵琶馬上に催す
酔ひて沙場に臥す君笑ふこと莫かれ 古来征戦幾人か回る
【現代語訳】
「黄鶴楼送孟浩然之広陵」
古くからの友人(である孟浩然)は、ここ西の地にある黄鶴楼に別れを告げ、
春の花に霞が立ちこめる三月に、揚州へと(舟に乗って、孟浩然は長江を)下っていく。
(この黄鶴楼から見送っていると、孟浩然が乗った)一そうの小舟の遠い姿は、(やがて)青空の中に見えなくなり、
後にはただ、尽きることのない長江の流れが、大空の果てまで流れていくのが見えるばかりである。
文法・表現
- 〜に別れを告げ、〜下っていく(連用+帰結)
- 「黄鶴楼に別れを告げ、〜下っていく」=「向…告別,下行」。
- 〜と、〜見えなくなり、〜(条件+結果)
- 「見送っていると、〜見えなくなり」=「目送著,便看不見了」。
- 後にはただ〜ばかりである(限定)
- 「後にはただ〜ばかりである」=「之後只…」。
中文翻譯
(黄鶴楼送孟浩然之広陵 現代語譯)古老的友人(孟浩然),向這西邊之地的黄鶴楼告別,
在春花上霞籠罩的三月,前往揚州(乘船,孟浩然順長江)下行。
(從這黄鶴楼目送,孟浩然所乘的)一艘小船的遠影,(不久)便在青空之中看不見了,
之後只看到無盡的長江之流,向著大空的盡頭流去。
文法・表現
- 〜に別れを告げ、〜下っていく(連用+帰結)
- 「黄鶴楼に別れを告げ、〜下っていく」=「向…告別,下行」。
- 〜と、〜見えなくなり、〜(条件+結果)
- 「見送っていると、〜見えなくなり」=「目送著,便看不見了」。
- 後にはただ〜ばかりである(限定)
- 「後にはただ〜ばかりである」=「之後只…」。
中文翻譯
(黄鶴楼送孟浩然之広陵 現代語譯)古老的友人(孟浩然),向這西邊之地的黄鶴楼告別,
在春花上霞籠罩的三月,前往揚州(乘船,孟浩然順長江)下行。
(從這黄鶴楼目送,孟浩然所乘的)一艘小船的遠影,(不久)便在青空之中看不見了,
之後只看到無盡的長江之流,向著大空的盡頭流去。
「涼州詞」
葡萄の美味しいお酒を、夜光の杯に注ぎ、
飲もうとすると、早く酒を飲み干せというように、琵琶が馬上で鳴り響く。
たとえ、酔いつぶれて(戦場である)砂漠に寝そべってしまっても、世間の人よ、(そのだらしない姿を)笑わないでくれ。
昔から今に至るまで、こうして遠く戦場に駆り出された兵士のうち、(いったい)何人が、戦場から故郷に無事に帰ったであろうか(分からないのだから)。
文法・表現
- 〜に注ぎ、〜飲もうとすると、〜(連用+条件)
- 「注ぎ、飲もうとすると」=「注入,想要喝時」。
- 〜というように、〜(比況)
- 「飲み干せというように」=「彷彿在說『喝完』般」。
- たとえ〜ても、〜くれ(譲歩+依頼)
- 「たとえ寝そべってしまっても、笑わないでくれ」=「即使躺下,請不要笑」。
- 〜のうち、〜であろうか(範囲+疑問詠嘆)
- 「兵士のうち、何人がであろうか」=「士兵之中,有幾人呢」。
中文翻譯
(涼州詞 現代語譯)將葡萄美酒注入夜光杯,
想要喝時,彷彿在催促「快點把酒喝完」般,琵琶在馬上鳴響。
即使醉倒,臥於(戰場的)沙漠之上,世間之人啊,請不要笑(那狼狽之姿)。
從昔到今,被驅往遙遠戰場的士兵中,(究竟)有幾個人能從戰場平安回到故鄉呢(不知道啊)。
文法・表現
- 〜に注ぎ、〜飲もうとすると、〜(連用+条件)
- 「注ぎ、飲もうとすると」=「注入,想要喝時」。
- 〜というように、〜(比況)
- 「飲み干せというように」=「彷彿在說『喝完』般」。
- たとえ〜ても、〜くれ(譲歩+依頼)
- 「たとえ寝そべってしまっても、笑わないでくれ」=「即使躺下,請不要笑」。
- 〜のうち、〜であろうか(範囲+疑問詠嘆)
- 「兵士のうち、何人がであろうか」=「士兵之中,有幾人呢」。
中文翻譯
(涼州詞 現代語譯)將葡萄美酒注入夜光杯,
想要喝時,彷彿在催促「快點把酒喝完」般,琵琶在馬上鳴響。
即使醉倒,臥於(戰場的)沙漠之上,世間之人啊,請不要笑(那狼狽之姿)。
從昔到今,被驅往遙遠戰場的士兵中,(究竟)有幾個人能從戰場平安回到故鄉呢(不知道啊)。
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文法・表現
- 〜及び〜を〜禁じます(漢語並列+強調)
- 正式・告知の文体。
文法・表現
- 〜及び〜を〜禁じます(漢語並列+強調)
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