西日本(東海・近畿・中国・四国・九州・沖縄)における近代詩歌の舞台を、地図上に示す。短歌・俳句・詩のいずれにおいても、京都・大阪・松山・島根・福岡などが重要な拠点。
吉井勇(1886–1960)は短歌の歌人。京都祇園・先斗町に親しみ、京都を題材とする耽美的な歌を多く残す。「祇園のあかり」など、祇園のネオン街を歌に詠み込んだ近代歌人。
種田山頭火(1882–1940)と尾崎放哉(1885–1926)は、明治末期から大正期にかけて、定型俳句から離れた自由律俳句を確立。山頭火の「分け入っても分け入っても青い山」「うしろすがたのしぐれてゆくか」、放哉の「咳をしてもひとり」など、行脚の中で生まれた句が多い。