p.191 近代文学の舞台 — 西日本(続)
本ページの構成
前ページに引き続き、西日本各地(大阪・神戸・四国・九州・沖縄)の近代文学にゆかりのある景観・建物の写真を集める。それぞれの作家・作品との結びつきを写真で示す視覚資料。
大阪・道頓堀
大阪は織田作之助『夫婦善哉』、谷崎潤一郎『春琴抄』、川端康成『細雪』(神戸との関連)など、近代の関西文学の中心。道頓堀の写真は大阪の商業文化を象徴する。
松山道後温泉
夏目漱石『坊っちゃん』の舞台。松山中学に英語教師として勤めた漱石の体験が下敷きとなっており、道後温泉本館(重要文化財)は「坊っちゃん湯」の名で知られる。正岡子規の故郷でもある。
長崎・五島
長崎は遠藤周作『沈黙』、坂口安吾『白痴』の重要舞台。五島列島は隠れキリシタンの聖地として遠藤の小説で描かれる。本ページの夜景写真は長崎の街を撮ったもの。
沖縄
沖縄は大城立裕『カクテル・パーティー』、目取真俊『水滴』『眼の奥の森』など、戦後沖縄文学の重要な拠点。本土と異なる歴史的経験を持つ沖縄文学は、近代以降の日本文学の重要な一翼となる。