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浜島書店 — pilot v2 OCR + ruby 版(PDF 5–133 ページ)

p.111 『源氏物語げんじ ものがたり』(つづき:作者さくしゃ紫式部むらさきしきぶ

評価ひょうか

二百にひゃく数十人すうじゅうにん人物じんぶつ登場とうじょうし、やく400しゅ和歌わかふくみ、複雑ふくざつ人間にんげん関係かんけい仏教的ぶっきょうてき人生観じんせいかんぜた長編ちょうへん世界せかい文学史ぶんがくしるいない大作たいさく本居宣長もとおり のりながは『源氏物語玉げんじ ものがたり たま小櫛おぐし』で「もののあはれ」を本質ほんしつ分析ぶんせき世界せかい各国語かっこくご翻訳ほんやくされ、世界せかい文学のたからとして認識にんしきされている。

現代日本語訳の代表げんだい にほんごやくの だいひょう

「ものの哀れ」もののあはれ

本居宣長もとおり のりながが『源氏物語玉げんじ ものがたり たま小櫛おぐし』で源氏物語げんじ ものがたり本質ほんしつ分析ぶんせきした美意識びいしき。「あはれ」はよろこび・かなしみをわず、物事ものごと真情しんじょうふか感応かんおうするこころ源氏物語げんじ ものがたり王朝おうちょう文学ぶんがく理念りねん「もののあはれ」を最もふかえがした作品さくひんとされる。

紫式部の経歴むらさきしきぶの けいれき

藤原為時ふじわらの ためときむすめとして970年頃ねんごろまれる。ちち漢学かんがく素養そようぎ、白楽天はくらくてんなど中国ちゅうごく文学ぶんがくにもつうじていた。20代後半こうはん藤原宣孝ふじわらの のぶたか結婚けっこんするが、やく3年でおっとくす。さびしさをまぎらわせるため『源氏物語げんじ ものがたり』の執筆しっぴつはじめたと言われる。1005年頃ねんごろから中宮ちゅうぐう彰子しょうし女房にょうぼうとしてつかえ、宮中きゅうちゅう評判ひょうばんとなる。1014年以後いご生涯しょうがい不明ふめい