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浜島書店 — pilot v2 OCR + ruby 版(PDF 5–48 ページ)

p.26 カラーコーディネート

p.26 全体図

かさ色目いろめ

かさね」は、ころも重ねかさねるときの配色はいしょくや、ころもおもてうらとの配色はいしょくをいい、「重ねかさね」ともく。「色目いろめ」は、「かさね」の色合いろあいのことである。ふるくからころも何枚なんまい重ねかさね風習ふうしゅうがあったが、平安時代へいあんじだいにはその重ねかさねいろ配合はいごう服装美ふくそうびとして注目ちゅうもくされるようになり、「かさ色目いろめ」が発達はったつした。また、直衣のうし狩衣かりぎぬうちき表着うわぎなどのころもおもてうらいろ配合はいごう工夫くふうされた。これも「かさ色目いろめ」の一種いっしゅである。これらのいろ配合はいごうは、四季しき折々おりおり自然しぜんとの調和ちょうわおもんじられた。したがって、「かさ色目いろめ」には季節きせつごとの区別くべつがあった。

表裏ひょうり配色はいしょく

男性だんせい着用ちゃくようした狩衣かりぎぬいろは、規定きていがなかったため自由じゆうであった。狩衣かりぎぬおもてうら狩衣かりぎぬしたころも狩衣かりぎぬ直衣のうし)とすそからすこころもなどの配色はいしょく工夫くふうされ、季節きせつによってさだめられていった。女性じょせい装束しょうぞく部屋へや調度ちょうどいろ同様どうようであった。当時とうじ絹織物きぬおりものあつみがなかったので、おもてうらいろざり合ってふかみのある中間色ちゅうかんしょくみ、おもてぬのよりもうらぬのおおきくしうらいろせることもあった。うらぬのいろけてえることもおおかった。ひかり具合ぐあいによって微妙びみょう変化へんかした。

桜の襲ね 表:白、裏:紅

色目いろめはる

色名
やなぎ薄青
紅梅こうばい紅梅蘇芳
躑躅つつじ蘇芳
花山吹はなやまぶき淡朽葉
ふじ薄色萌黄
すみれ淡紫

(柴紅社『日本の色辞典』より)

平安時代へいあんじだいいろ

うつろいゆく四季しき自然しぜんうつしとることに貴族きぞくこころそそいでいた。

紫系むらさきけい

赤系あかけい

今様色いまよういろとは、もともと流行色りゅうこうしょくしていた。

青系あおけい

緑系みどりけい

黄系きけい

茶系ちゃけい

黒系くろけい