p.24 服装と服飾用品(男性の各種装束)
衣冠姿
布袴姿
布袴は束帯の表袴の代わりに座りやすい指貫を着用した装束で、公事以外の儀式に用いられた。
図に示された各部位
衣冠(補足)
衣冠はさらに石帯・下襲を略した装束で、宿直に用いられ、次第に日常の参内のときの公務服となった。
武官束帯姿
文官・武官とも公式には束帯を用いたが、冠や袍の形で区別できる。文官と同様位階によって袍の形や色が定められていた。
図に示された各部位
- 冠(巻纓冠)
- 綾
- 闕腋袍
- 弓
- 平緒
- 表袴
- 靴
狩衣姿
狩衣は、元来その名称が示すように狩猟の際に用いられた狩衣であったが、次第に貴族の平服として着用されるようになった。袖口に括があるのが特色で、活動的な衣服であった。
図に示された各部位
- 立烏帽子
- 横笛
- 狩衣
- 袖括
- 露
直衣姿
直衣は、貴族の平常服で、勅許により、参内時の着用を許された。形態は衣冠と同じで烏帽子・指貫を着けた。袍は色に規定のない雑袍で、冬は白の綾織物、夏は二藍染の穀織を例とした。下は夏装。
図に示された各部位
- 立烏帽子
- 直衣
- 檜扇
- 畳紙
不確実: 穀織(さきおり)の読みは要確認
直垂姿(庶民)
直垂は、庶民の服装の一つ。筒袖の短衣を着け、丈の短い括袴をはいた。
図に示された各部位
- 烏帽子
- 直垂
- 胸紐
- 筒袖
- 括袴
水干姿
水干は、下級官人(主に武官)の服装で、公家の少年も用いた(童水干)。
図に示された各部位
- 折烏帽子
- 首かみの紐
- 菊綴
- 水干
- 付けもの
- 袴
- 露
褐衣姿(随身)
褐衣は、貴族の外出時、朝廷からの勅宣で護衛にあたった随身(近衛の舎人)の服装。
図に示された各部位
- 細纓冠
- 綾
- 単
- 褐衣
- 括袴
- 弓
- 草鞋
- 菜の脛巾