平安神宮は、明治28年に平安京大内裏朝堂院を模し、約6割に縮小して建てられた。平安時代には、たびたび[焼失な]どで倒壊したが、1177年の大火で大極殿とともに焼失するまで、京のシンボル的存在であった。(→P.14 大内裏)
⑯ 竹三条宮 ── 中宮となった定子が里邸として使用。
⑰ 在原業平邸 ── 鴨長明の記述。
⑱ 四条宮 ── 藤原公任(四条大納言)の邸。
⑲ 紅梅殿 ── 菅原道真邸の文庫。
東風吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘な
── 菅原道真(『大鏡』)
⑳ 東五条第 ── 五条皇太后順子の邸。『伊勢物語』(4・5段) の舞台で、高子のもとに業平が通った。
月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとつはもとの身にして
── 在原業平(『伊勢物語』4段)
㉑ 五条京極殿 ── 藤原俊成・定家の邸。
㉒ 千種殿 ── 藤原保昌と和泉式部が一時住んだとされる邸。
㉓ 河原院 ── 左大臣源融邸。歌枕の地として知られた塩竈の風景を模した庭園は、多くの文人墨客にたたえられた。『源氏物語』で光源氏が住んだ六条院のモデルといわれる。
塩竈にいつか来にけむ朝なぎに釣する舟はここに寄らなむ
── 『伊勢物語』81段
㉔ 東(西)鴻臚館 ── 外国使節の館舎。京を訪れた使節の宿舎。
㉕ 東(西)市 ── 日用品の市場。
㉖ 亭子院 ── 宇多院の仙洞御所。
㉗ 羅城門 ── 朱雀大路の南端に位置し、威容を誇った二重閣・京の総門。
㉘ 東(西)寺 ── 京を守護する寺。
㉙ 朱雀院 ── 嵯峨天皇創建の院。