▶ 平家滅亡後、大原の寂光院の後生を弔う建礼門院、後白河[院]が秘かに訪れる。(『平家物語』『大原御幸』『灌頂の巻』)
▲ 光源氏が加持を受けた北山の「なにがし寺」のモデルとされ、ここで光源氏は紫上を見出す。(『源氏物語』『若紫』)
▲ 滋賀県の琵琶湖から流れる瀬田川のほとりにあり、平安時代には、貴族の女性が「物詣」に訪れた。その様子は物語や日記に多く描かれている。寺の縁起には紫式部が琵琶湖に映える十五夜の月を眺めながら『源氏物語』の構想を得たと記されている。
▲ 山越しに京都の市街を望む。古来、京の人々がいつも仰ぎ見る山であり、「山」といえば比叡山、またそこにある延暦寺のことであった。平安時代、仏教の広まりとともに貴族の厚い信仰を集めた。
▶ 琵琶湖を源とする瀬田川は、やがて宇治川と名を変え、淀川に合流する。瀬田は古来より交通の要所で、東海道に架かる唐橋は多くの作品に登場する。
▼ 石山詣(『石山寺縁起絵巻』) ── 歌枕の地、⑨ 逢坂山の[峠]を進む一行。
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