p.189 近代文学散歩 — 信州・北陸・伊豆
本ページの構成
本ページでは前ページに引き続き、東日本の中でも特に文学作品に多く取り上げられた信州・北陸・伊豆・房総などの風景を写真で示し、ゆかりの作家・作品を簡潔に紹介する。雪景色・桜・温泉地・山並みなど、四季の景観が並ぶ。
雪国(川端康成)の舞台
川端康成『雪国』の冒頭「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」は、信州側から越後湯沢への清水トンネルを指す。湯沢温泉などの新潟県の雪景色は、戦前から戦後にかけての文学的象徴。本ページの雪景色写真もこの作品を想起させる。
信州アルプス・八ヶ岳の景観
信州の山並み(南アルプス・北アルプス・八ヶ岳など)は、井上靖『あすなろ物語』『氷壁』、新田次郎の山岳小説、深田久弥『日本百名山』など、多くの作品に登場する。本ページの雪山写真はこれらの景観を伝える。
中山道の宿場町(奈良井宿・妻籠宿など)
中山道沿いの古い宿場町は、島崎藤村『夜明け前』の舞台。木曽路の奈良井・妻籠・馬籠などの宿場の景観が今も残る。藤村の生家は馬籠にあり、文学的観光地として知られる。
野尻湖・諏訪湖・三浦半島
信州の湖や本州の海岸線は、近代文学の重要な舞台。野尻湖周辺は『国境の長いトンネル…』にゆかり。諏訪湖は新田次郎・島木健作などに描かれる。三浦半島・房総半島は、田山花袋・武田泰淳らに登場。