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浜島書店 — pilot v2 OCR + ruby 版(PDF 5–138 ページ)

p.118 『源氏物語げんじ ものがたり年表ねんぴょう(50-54じょう 第三部だいさんぶ宇治十帖うじじゅうじょう完結かんけつ

各帖の要約かくじょうの ようやく

宇治十帖うじ じゅうじょう

源氏物語げんじ ものがたり最後さいご十帖じゅうじょう。第45じょう橋姫はしひめ」から第54じょう夢浮橋ゆめのうきはし」まで。源氏物語げんじ ものがたりのクライマックスとも言われ、京都きょうと宮廷きゅうていからはなれた宇治うじ舞台ぶたいに、かおる匂宮におのみやの二人のわか貴公子きこうしと、八宮はちのみや三姉妹さんしまい大君おおいぎみ中君なかのきみ浮舟うきふね)の悲恋ひれんえがく。仏教的ぶっきょうてき色彩しきさいく、無常感むじょうかん人生じんせい哀愁あいしゅうふかい。

薫と匂宮かおると におのみや

源氏げんじぐ二人のわか貴公子きこうしかおる源氏げんじ正妻せいさい女三宮おんなさんのみやじつ柏木かしわぎ)。匂宮におのみや明石中宮あかしの ちゅうぐう源氏げんじむすめ)ので、源氏げんじまごにあたる。二人とも源氏げんじ譲りのうつくしさをつが、かおる仏教的ぶっきょうてき内省的ないせいてき匂宮におのみやはなやかで好色こうしょくという対照的たいしょうてき性格せいかく。二人とも宇治うじ姫君ひめぎみたちとかかわり、特に浮舟うきふねをめぐる三角関係さんかく かんけい物語ものがたり中心ちゅうしんとなる。